学術交流協定を締結している中国西南交通大学(四川省・成都市)から研究者を招いて、3月31日に「東日本大震災一周年記念・国際シンポジウム」を開催しました。


入戸野修福島大学長及び朱建梅西南交通大学福校長からの開会挨拶に続き、真田哲也福島大学経済経営学類長から開催趣旨の説明があり、続いて研究者からの報告とそれらに関する討論が行われました。


当センターから、山川充夫センター長が「福島県復興ビジョンの実行に向けて」と題しの基調講演を行い、本学教員から「放射能汚染問題と福島県の農業」、「東日本大震災の被災地域における工業被害の地域的特徴と再生」、「女性農業者の力を活かした被災地域の復興」等、企業や地域の主導的な役割に基づいて復興に向けて動いている日本の復興実態に関する報告されました。


また、中国西南交通大学から、彭其渊交通運輸と物流学院長の「四川大地震からの復興を支えた『対口支援』メカニズム」の基調講演を始めとして、「迅速な救援物資輸送システムの構築」、「都江堰市における災害復興への市民参加とコミュニティの再建」、「四川大震災の物流現場回顧と再建研究」、「都江堰市の交通システム再建に関する一考察」等、2008年の四川大地震からの復興に直接携わってきた研究者らによる復興計画策定や復興事業に関する具体的な報告がありました。


今回は、研究者らによる研究成果の報告が中心であったが、参加者約50名の中には地域社会からの参加者も含まれており、日本と中国の復興のメカニズムの相違や、地域の大学が果たすべき役割等に関して、熱心な討論が行われました。

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