平成27年度「福島めばえ助成金」前期の助成事業について、下記の助成事業一覧のとおり決定しました。




平成27年度前期「福島めばえ助成金」助成事業一覧.pdf



 



平成27年度「福島めばえ助成金」前期助成事業の決定にあたって


 


 平成27年度前期の助成事業は、FURE福島めばえ助成金運営委員会において申請事業を審査し、16件の応募の中から5640万円の助成事業を決定しました。


 今回の決定にあたり、いくつか重視した点がありました。


 大きくは2つあります。一つは、震災時に双葉郡を中心とした原発周辺地域に暮らしていた家庭の子ども・若者の支援に資するかという点です。改めて言うまでもなく、福島県民の中には、いまも元暮らしていた家に自由に立ち入ることができない、避難を余儀なくされた子ども・若者たちが多くいます。彼らが未来を見据えて暮らすことをサポートすることは福島の復興にとっては不可欠なことであり、福島の将来を描くために欠かせない未来への投資です。


 もう一つは、この助成が地域の復興に持続的に良い効果を与え続けられるのかという点です。これまで、福島の子ども・若者を支援するという点では、多くのイベントやツアー・キャンプなどが行われてきました。もちろん、これは貴重な体験を得られるという点で素晴らしいことですが、今回の助成では、助成の成果が具体的な形に残るものとして事業が進むものを重視しました。福島の問題は時間の経過とともにより複雑化し、地域と密接に関わるものとなっています。ただ単純に「子ども・若者の課題」のみを切り出して何か効果を与えるものではなく、「地域の課題」と合わせて対応策を実践し、可視化していくことでより大きな効果を生み出せると考えました。これらの観点は、当事業をはじめる際に多大な貢献をいただいた寄附者の意向もあってのことです。


 具体的には、地域の風土・歴史への関心の向上や変化してしまった風景の再構築、あるいは、深刻化する肥満・運動不足等、子どもや若者が現に抱える課題の解決に不可欠な外遊びの促進といった事業への助成がその点で適するものとして決定しました。