目的  原子力発電所の事故以来、県内各地では、NaI(Tl)測定器を用いて食品等の簡易放射能測定を実施しているが、測定者が放射線(能)測定に関し、十分に理解できてない面も見受けられる。そこで、これらの機関に所属している測定者等を対象に測定のスキルアップを図るために昨年度に引き続き研修会を実施する。
今年度は、新たなセンター棟で実際に測定器を用いながらの研修を行う。

開 催 日: 平成25年12月3日~4日、26年1月の2日間(未定)

開催場所: うつくしまふくしま未来支援センター棟 2F 会議室

研修対象者:主にNaI(Tl)測定器を用いて測定を実施している機関に所属している者

研修料金: 無料(旅費等経費は自己負担)

担 当: うつくしまふくしま未来支援センター 環境エネルギー部門 放射線対策担当

募集期間: 平成25年10月2日(水)~11月23日(土) 定員になり次第終了

応募方法: 「r653@ipc.fukushima-u.ac.jp」までメールにて申し込み

名前(よみがな),年齢,所属,現在従事している仕事及び放射能測定の経験を明記のこと
(研修プログラム案)
初日
開会(9:30~9:40) 開会のことば (山口部門長)
講義(9:40~10:40) 「放射線・放射能の基礎知識」 (河津特任教授)
講義(10:50~11:50) 「測定器の原理と測定法の基礎」 (大瀬特任准教授)
実習 (13:10~14:40) 「NaI(Tl)測定器を用いた放射能測定の試料調整」
土壌・農作物試料の前処理、試料調整など
実習 (15:00~16:30) 「NaI(Tl)測定器の効率の決定(高さ固定)」標準試料の実測

二日目
講義(9:30~10:30) 「農作物への放射性物質の移行と分布」 (塚田特命教授)
ーうつくしまふくしま未来支援センターでの取り組みを交えてー
機器説明(10:40~11:40)「測定機器の見学、試料の測定」 (北山特任研究員)
実習(13:00~14:30) 「NaI(Tl)測定器による測定・解析」 土壌試料の測定・解析
実習(14:40~16:10)「NaI(Tl)測定器等による測定・解析(応用)」高さ別試料の解析
認定式・閉会(16:10~16:30) 認定証授与・閉会の挨拶 (中井センター長)
*実習
標準試料の137Cs 実測結果を用いて効率を計算し、未知試料中137Cs 濃度の算出等を行う。
実習担当:(うつくしまふくしま未来支援センター員) 河津、塚田、大瀬、北山
使用機器:NaI(Tl)測定器(日立aloka)
4 名×5 グループに各1 台の測定器(NaI(Tl)検出器+パソコン+プリンタ)

チラシはこちら→ 第四回研修会お知らせ.pdf