福島大学と富岡町は、平成27年8月27日に「富岡町と福島大学との歴史・文化等保全活動に関する協定書」を締結しました。この協定は、被災地である富岡町の歴史資料等を後世に伝えるため、資料の所在調査、その保全・整理・調査研究及び発信等の活動について協力し合うというものです。協定締結から1年目となる昨年度、それまでに整理・分析した資料から読み取れるものを紹介する企画展を開催しました。同時に、歴史資料を保全する意義と今後に期待できる可能性について探る「なぜ地域資料を保全するのか」というシンポジウムも開催しました。これらの成果を一書にしたものがここで紹介する『ふるさとを 想う まもる つなぐ』です。

この本には、企画展とシンポジウムの内容のほか、昨年、富岡町の齋藤紀明副町長と本学行政政策学類の阿部浩一教授が、これらの活動を振り返り、今後の思いを語った対談の内容も盛り込まれています。

 富岡町では、ふるさとに誇りを持ち続け、人々とのつながりが感じられる「心の復興」を実現するため、地域に残されてきた歴史資料等の保全に取り組んでいます。この本は将来、その節目を示すものとして、被災からの復興過程を物語る資料の一つになることと思われます。

ダウンロードはこちらから(PDF)